大学卒業後、1度転職を経験しましたが、約20年ずっと正社員で働いていました。
今は2022年4月から3か月限定で派遣のお仕事をしています。
職業訓練を卒業する1か月前に急いで探して、1週間で決めました。
アラフォーで初めての派遣のお仕事探し、どんな感じだったのか、ご紹介。
退職するまでのお話はこちら
なぜ派遣社員になったのか
派遣勤務は社会保険料を削減するため
会社を辞めたあと、自動売買のFXやETFである程度の収入が見込めたので、本格的に働くつもりはありませんでした。
しかし、任意継続した健康保険料がかなり高く、保険料を削減するために、ぎりぎり社会保険に加入できる条件で働こうと最初から考えていました。
社会保険の加入条件とは?
ちなみに、派遣・パート・アルバイト等の社会保険加入条件は年々広がっています。
- 週の所定労時間が20時間以上
- 月額賃金が8.8万円以上
- 2か月を超える雇用の見込みがある
- 学生でない
パートでも構わないけど、事務のパート時給は(地方のため)900円前後。
また、秋頃から海外への語学留学も検討していたため、期間限定で働きやすい派遣で仕事を探し始めました。
派遣の仕事探し~登録
ほぼネットで探せます。
細かく条件指定ができ、ほとんどの仕事が掲載されているようです。
中には募集終了しているような案件も載っているので、実際には、気になる仕事があれば、マイページ登録して、問合せをする流れになります。
マイページ登録
マイページには、住所氏名等の基本情報と、履歴書に記載するような学歴・職歴・資格等の登録、探している仕事の職種、細かい勤務条件(就業時間、休み、労働時間、通勤方法、通勤時間等)の指定と、重要視すること(子育て応援!や、同じ派遣で複数人就業中、扶養範囲内、アラフォーアラフィフ応援!)等のチェックボックスがありました。
マイページ登録してから、気になるお仕事を選択して問合せすると、当日夕方には電話がかかってきました。
スキルチェックと正式登録
私は、地元の派遣会社1社と、全国区の大手派遣会社の合計2社に登録し、問合せをしてみました。
大手派遣会社の場合
大手派遣会社は、まず窓口担当の方から確認の電話があり、身分証明書のアップロードとスキルチェック(事務を選択したので、Excel・Word操作、タイピング、簿記問題、SPIの能力試験的なもの 合計1時間程度)をネット上でやっておくように案内がありました。
最初の確認電話(10分程度)とスキルチェックで正式登録になりました。
その後、営業担当の方から改めて、問合せした仕事の詳細と、他の条件に合う仕事の紹介電話がありました。
(コロナ禍だから?)近くに事務所もありましたが、登録からお仕事案内までは電話で済み、就業しなかったので、結局一度も事務所に行くことなく終わりました。
また、社会保険の加入時期について質問したところ、長期契約であっても、就業して2か月を超え3か月目に初めて加入手続きがされる、との事でした。
そのため、私の条件には合わずお断りしました。
地元派遣会社の場合
こちらも希望すれば、登録会をZoomで行っているようですが、事務所が近かったので訪問しました。
キャリアカウンセラーの方と30分程度面談しました。
登録したマイページの内容確認と、どんな仕事を探しているか、何を重視するか等の話、問合せした仕事以外に条件に合いそうな仕事を一緒に検索する等をしました。
その中から、気になる3社について、まだ申し込み可能か、就業時間の調整可能か等を確認してもらい、後日、電話で実際に申し込むかどうかの確認がありました。
また、タイピングとExcel・Word操作の30分程度のスキルチェックがありました。(その場でも、後から自宅からネット上でも受けられます。)
こちらの会社は、2か月を超える契約で、労働時間数が社会保険の加入条件に合う場合は、初日から健康保険に加入できる、ということで、初めての職種でしたが3か月の期間限定の仕事に決めました。
お仕事の紹介(派遣で働くということ)
職場見学という名の面接
派遣の仕組みは理解していましたが、実際に、派遣先が決定(採用?)するまでの流れが、独特でした。
派遣先企業による派遣社員に対する面接は禁止されている
そもそも、派遣先の企業は派遣社員を選ぶ権利が無いようです。(紹介予定派遣を除く)
派遣労働者を特定するような行為(面接による選考、履歴書・職務経歴書による選考、適性検査による選考、年齢・性別による選考)が禁止されています。
そのため、基本的には派遣元企業から人材が派遣されるのを、そのまま受け入れるというスタンスになっているようです。
派遣会社の営業さんと職場見学に出向く
実際には、選考の目的ではなく(!)、職場見学や顔合わせという名目で、面接のようなものが行われました。
スーツで来るように言われ、約束の時間の15分くらい前に営業さんと落ち合って、少し打ち合わせをしました。
派遣先企業の課長さん、次長さん、派遣会社の営業さん、私の4人で顔合わせをしました。
履歴書を派遣先企業に渡すことは禁止されているので、派遣会社が作成した「ご紹介シート」というものを、営業さんがその場で読み上げました。
確かに、大学名や前職の会社名等をハッキリは言わず、微妙な表現(有名国立大学、一部上場企業等)を使いつつ、職歴を紹介されました。
前職の業務内容については、???と思うところもありましたが、仕事には関係ないので黙っていました。
就業時間等の交渉も可能
正社員ではあり得ませんが、派遣社員は就業時間の交渉が可能です。
元々、扶養範囲内で募集しているような仕事もありますが、パートではないのに、「就業の開始時間を1時間遅く」や「週に1回だけ1時間だけ早く帰りたい」等の、わがままな交渉も可能です。
実際、私も、月に2回土曜日も半日働く代わりに(?)、就業時間を毎日30分遅くしてもらい、毎週木曜は帰りも30分早く帰っています。
他の紹介先と同時進行も可能だが、返事は早めに
4月1日から就業開始の派遣先で、3月15日に顔合わせをしました。
派遣ということで、同時に複数の紹介先にあたるのは、当たり前のようでした。
5日間程度なら返事を待ってもらえるということでしたが、顔合わせした日の夕方に、営業さんから電話があり、「先方はぜひ!と言っています」との事だったので、一晩考えて、翌日に働く旨のお返事をしました。
タイミングを逃すと、派遣のお仕事は次々に他の方に決まっていくので、自分の中の期限と優先順位を決めておく必要があると感じました。
派遣先が決まったら
各種手続き
派遣先が正式に決定したら、雇用保険や年金、健康保険等の手続きに再度事務所に訪問しました。
マイナンバーを提出したり、契約内容について説明を受け、各種契約書にサインを行いました。
交通費が1キロ当たり100円しかもらえず(派遣会社の規約)、駐車場が実費(派遣先の規約)だったので、交通費については実質赤字になってしまっています・・・。
情報セキュリティ教育を受講する
初めて、そこの派遣会社と契約したということで、情報セキュリティ教育(イーランニング)約1時間を受けました。
途中に小テストがあり、そこで90点以上でないと、前に進めないようになっていました。
まぁ、一応ちゃんとしているな、という印象です。
結果:派遣事務職ならアラフォーは関係なかった
正社員で転職先を探そうと思うと、40代は管理職を求められる年代なので、かなりハードルが高いと思いますが、派遣社員、それも事務職であれば時給で働くので、年齢は関係ありません。(紹介先企業の年齢層によっては、嫌がられるかもしれませんが…)
私は、期間限定なので更新はありませんが、派遣の場合、通常は初回3か月更新になります。
(時給やボーナスのことを考えなければ)お互い気軽に、お試しで働けるのが、すごく良いと思いました。
今回は、初めての派遣での仕事探しで、条件が「夏までの期間限定で、初日から健康保険に加入できるところ」と、極端だったので、迷うこともなく決めてしまいましたが、
また、語学留学から戻ってきた時には、どんな条件で仕事をしたいのか考えてみたいと思います。
職業訓練中の就職活動について