アラフォー 派遣で働いてみた(3か月働いて感じたメリットとデメリット)

セミリタイア

2021年夏に約15年働いた会社を辞め、6か月の職業訓練を挟み、2022年4月から3か月限定の派遣のお仕事をしました。
大学卒業後、1度転職を経験しましたが、約20年ずっと正社員で働いていましたが、アラフォーで初めての派遣のお仕事。
3か月働いてみた感想(メリット・デメリット)を記しておきたいと思います。

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派遣社員のメリット

就業時間に融通がきく!

社員であれば、決まった時間、例えば朝8:30~17:30のように、就業時間がキッチリ決まっているのが普通だと思いますが、派遣社員は、就業時間の交渉が可能です。
私が働いた派遣先だけでなく、多くの募集要項に「就業時間相談可能」の記載がありました。

私が今回働いた派遣先では、朝8:30~17:00の早番と、9:00~17:30の遅番2つのシフトがあったのですが、通勤に時間がかかりそうだったので、全て9:00~にしていただきました。
また、習い事の関係で、毎週木曜は9:00~17:00までにしていただきました。
このあたりの就業時間は、派遣会社に相談すれば、交渉していただけるようです。

アルバイトやパートは、シフトを調整してもらう感じですが、派遣社員の場合は、ある程度、規則的な働き方の中でも、派遣会社が間に入って、交渉してくれるという感じでした。(急なお休みや遅刻・早退は、もちろん直接相談しました。)

基本、残業・居残りなし!

「派遣さん」ということで、時間が来たら「早く帰ってくださいね~」という感じです。
社員さんのお手伝い要員として派遣されているので、残った仕事は、社員さんにお任せして、ほぼ契約時間通りに帰れました。
最初の1週間のみ、仕事を一緒にやりながら覚えることが多かったので、20分程度残業した日もありましたが、それは5分単位でキッチリ「残業」として申請しました。
正社員時代は、30分以内は居残り的な扱いで、残業を付けたことは無かったのですが、派遣は時給で働いているので、私が働いていた派遣会社では、就業した時間を5分単位で自己申請→派遣先が承認、という流れになっていました。

ちなみに朝も、正社員時代は30分前ぐらいに出社するのが当たり前でしたが(社風や上司によるかもしれません)、派遣社員としては5分前出社で十分な感じでした。

決まった仕事以外はやらなくてOK!

労働契約に、仕事の内容が記載されています。
そこに記載されていない仕事は、基本お断りしてOKです。
(自分で言いにくい場合は、派遣会社の営業さんに相談すれば良いようです。働き始めて2週目ぐらいに、営業さんが様子を見に来てくれました。)
私の場合、「これは契約書に書いて無かったような・・・」と思いながらも、嫌ではない&やれる仕事はしましたが、「電話対応なし」で募集が出ていた仕事だったので、どんなに鳴りっぱなしでも電話は一切取りませんでした(笑)

責任がない&気楽に働ける!

決められた仕事を決まった時間内でキッチリやれば、基本的に問題が無いわけで、派遣さんは辞めていく人(または、そのうち入れ替わる人)と認識されているので、責任のある仕事を任されることは、ほぼありません。
また、判断しないといけないような仕事は、全て社員さんに相談&お任せできます。

フロント業務だったので、責任感は持って働いていましたが、20年近く正社員をしていた身としては「責任が無いって、なんて気楽なんだ~!!」と、久々にストレスフリーで気楽に働くことができました。

人間関係の煩わしさがない!

これは、私が期間限定の派遣だったからかもしれませんが、3か月で辞めると思うと、どんな人とでも、どんなお客様相手でも、ほぼストレス無く働くことができました
2か月も働くと、だんだん同僚の人となりや、人間関係が分かりはじめ、いろいろな人の愚痴も耳に入ってくるようになりましたが、自分は常に部外者&関係ないと思えるので、人間関係の煩わしさは、一切ありませんでした。
と、同時に、どんな業種、職場、職種でも、結局みんな悩むのは、仕事の内容ではなく人間関係なんだぁというのも実感しました。

派遣さんでも長く働いていると、その人間関係の渦に巻き込まれると思いますが、更新時期があるので、そのタイミングで辞めやすいと思います。

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派遣社員のデメリット

とにかく雇用が不安定

長期の募集であっても、最初は必ず3か月更新、その後、半年・1年更新になるようです。
なので、派遣先から切られる可能性が常にあります。
派遣期間が終わった後、すぐ続けて、別の派遣先が決まる保証はありません。
そして、相性が良い派遣先であっても、基本、同じ派遣先で働けるのは最長3年です。
3年後は、また違う派遣先を紹介してもらうか、無期雇用派遣に切り替えるか等を考えないといけません。

派遣社員の3年ルールと無期雇用派遣

有期雇用派遣では、同じところで働くのは最長3年まで
同じ派遣先(同じ職場・同じ部署)で働けるのは、最長3年間。
それを超える場合は、派遣先を変える(同じ派遣先会社で部署が変わるのもOK)か、雇用形態(正社員・契約社員・無期雇用派遣など)の切り替えが必要。
無期雇用派遣は、あくまでも派遣会社との雇用形態
無期雇用派遣とは、派遣会社と期限のない雇用契約を結ぶこと。
派遣されていない期間(待機期間)でも、給料があり、無期雇用派遣社員向けの研修に参加したり、派遣会社で仕事をする場合がある。
3年ルールが無視できるので、同じ派遣先でも、3年を超えて勤務が可能。

ボーナス・退職金がない

派遣社員にはボーナスも退職金もありません。
全て、時給に含まれているという考え方です。
夏のボーナスの時期、新入社員でも少し貰えていて、羨ましかったです。

次の仕事を探すのが大変

私が3か月の期間限定で働いていたということもあり、2か月が終わる頃にには、「次の仕事はどうするか?」派遣会社から連絡がありました。
まだ、始めたばかりの仕事で、ストレスは無かったのですが、次の仕事のことまで考える余裕はありませんでした。
今まで転職1回、派遣での仕事探し1回だけですが、条件等を考えて求人をいろいろ見比べ探すのは、すごく時間がかかりました
(働くのを辞めて語学留学しようと思っていたので、結局仕事は探しませんでしたが)派遣社員の場合、これを定期的に行うのかと思うと、すごく大変だと感じました。

(もし派遣が途切れたら)健康保険、年金の切り替えが大変

今の派遣期間が終わり、翌月中に次の派遣先での就業開始が決まっていなければ、健康保険と年金が切れることになるので、自分で切り替えの手続きが必要になります。
これが、かなり大変。
もし、一度家族の扶養に入るなら、そこから1年程度は(社会保険上)扶養範囲内で働かないと、家族も巻き込んで手続きが面倒になるので注意が必要です。
ちなみ私は、半年以上、収入の見込みがなく、来年は住民税も非課税になるぐらいの損失だらけなので、健康保険は家族の扶養に、年金は(退職時の特別)免除申請をしてきました。

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まとめ

派遣社員で3か月間働いてみて、1番のメリットは、ほぼストレス無く働けたことです。
忙しい時に、仕事の夢をみることは何度かありましたが(笑)、基本、家に帰ってから仕事のことを考えたり、悩む時間はありませんでした。
(正社員の時は(特に一人暮らしの時)、頭の中半分は常に仕事のことでした。)
デメリットは、やはり雇用が不安定なので、人生100年時代、まだまだ働くと思うと、ずっと派遣でいいのだろうか?と考える時が来ると思います。
セミリタイアしたはずの私ですが、預金をほぼ溶かし、親に借金もあるので、来年は普通に働くことも検討中です。

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