職業訓練のはなし7 -受け取った給付金まとめ

セミリタイア

2021年10月から、失業手当の給付を受けながら6か月間の公共職業訓練に通い、2022年3月に卒業しました。
月に1回、ハローワークから給付金の振り込みがありましたが、明細書が無いので内訳は分からないままでした。
この度、「雇用保険受給資格者証」が届き、明細が分かったので、ご紹介したいと思います。

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公共職業訓練でもらえるお金

受講できるのは失業保険受給者資格者のみ。(受給者資格の無い方は「求職者支援訓練」になり、別の手当があります。)
支給される手当は以下の通り。

基本手当:離職前の賃金に応じて(通学中は給付延長あり)
受講手当:一日500円(最大40日分)支給
通所手当:通所方法により交通費として支給
寄宿手当:条件が厳しめですが、該当すれば「住宅手当」として支給

基本手当

離職前6か月の給料をもとに賃金日額を求め、そのおよそ50~80%(60歳~64歳については45~80%、賃金の低い方ほど高い率)が、1日あたりの「基本手当日額」になります。
また、年齢区分ごとに上限も決まっています。
詳しい計算方法は、離職後、ハローワークの雇用保険受給説明会に参加した際に教えてくれ、「雇用保険受給資格者証」に「基本手当日額」が記載されています。

受講手当

職業訓練を受講した日ごとに500円支給されます。
最大40日分なので、合計2万円の支給です。
こちらは、(やむを得ない理由であっても)休んだ日や土日の支給はありません。

通所手当

交通費にあたります。通所手当の1か月上限額は42,500円になります。
自宅から職業訓練校まで2Km以上離れていないと支給はありません。
訓練初日のガイダンスの時間に、通所方法を詳しく記載して提出していました。

私の場合「自転車」で申請しましたが、ちゃんと
   2Km以上10Km未満:3,690円
が支給されていました。

寄宿手当

通所するのに、往復およそ4時間以上かかる等で、職業訓練を受けている期間、家族と別居して寄宿する場合に手当が支給されます。
そういう方は、そもそも合格することが少ないと思うので、実際利用できる方は少ないと思います。

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わたしが受け取った支給額

  • 基本手当は、土日祝日や訓練休みの日も支給されています。
  • 受講手当は、土日祝・訓練休みの日、(やむを得ない理由があっても)欠席・半日以上欠課した日は支給がありません。実際に訓練校に通った日数のみ、最高40日分の支給です。
  • 通所手当は、自己都合で欠席した場合は、日割り計算されて差し引かれるそうです。

私の場合、やむを得ない理由以外の欠席・欠課はありませんでした。
また、欠課届と証明書も遅れず提出していたので、翌月15日には、きちんと振り込まれていました。
職業訓練へ通った6か月間で、120万ちょっとの支給になりました。ありがたや~

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まとめ

セミリタイアを目指していて、退職後すぐに働くつもりは無いけど、今後パートぐらいでは働こうと思っている方にとって、職業訓練は、興味のある内容であれば、お金的には良いこと尽くめだと思います。
私の場合、人気のある講座を希望したので、合格するまで大変でしたが、職業訓練に通えたことで、本来は、基本手当の支給期間が120日(雇用保険加入期間が10年以上20年未満)のところ、訓練校卒業まで62日間分延長されました。
 ※基本手当の所定給付日数(ハローワークHP)

ちなみに、卒業1か月前から就活しても、就職が決まらなかった場合、卒業後1か月間、内定が決まるまで「終了後手当」というものもありますが、(任意継続していた)健康保険料を下げるために、卒業してすぐ4月から(期間限定で)派遣で働き始めています。

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